妊娠初期(第1トライメスター)・1〜13週ガイド
妊娠初期
妊娠1〜13週
妊娠初期は1〜13週にあたり、受精・着床から主要な臓器系の形成までが行われます。つわりや強い倦怠感がよく見られ、葉酸の摂取と初期スクリーニング検査が重要なマイルストーンです。
主なマイルストーン
- 3週ごろに受精、4週で着床が起こり、hCGが上昇し始めます。
- 5〜6週に神経管が形成されます — 葉酸が最も大切な時期です。
- 6週ごろから超音波で胎児心拍が確認できます(100〜160 bpm)。
- 11週〜13週6日にNT(後頚部浮腫)スクリーニングを実施します。
- 13週末で約7.4 cm、約23 g。主要な臓器系がすべてそろいます。
よくある症状と変化
- つわりは6〜9週がピークで、12週以降に和らぐことが多いです。
- 強い倦怠感や眠気。
- 乳房の張り、頻尿、嗅覚の敏感化。
- 着床出血(ピンクや茶色)が少量見られることがありますが、短期間であれば多くは心配ありません。
- 食べ物の好き嫌いや特定の食べ物への渇望。
推奨される健診・検査
- 6〜8週で初回妊婦健診 — 胎嚢と心拍を確認します。
- 初期血液検査 — 風疹、B型肝炎、HIV、血液型、CBC(全血球計算)。
- 11週〜13週6日にNT超音波検査。
- 初期コンバインド検査(血液マーカー+NT)。
- NIPT(無侵襲的出生前検査)は通常10週以降から受けられます。
栄養・生活のポイント
- 12週まで毎日400〜800 µgの葉酸を摂取します。
- つわり対策: 少量頻回の食事、しょうが、ビタミンB6、起床前のクラッカー。
- カフェインは1日200 mg未満(コーヒー約1杯)に抑えます。
- 軽いウォーキングやストレッチは推奨されますが、激しい運動や腹圧をかける運動は避けます。
避けるべきこと・注意点
- アルコール、タバコ、副流煙は厳禁です(器官形成期)。
- イブプロフェンやニキビ治療薬など、薬を始める前には必ず妊娠を伝えます。
- 生魚、未殺菌の乳製品、加熱不十分な肉類は避けます。
- 熱いお風呂、サウナ、高温環境は避けます(神経管リスク)。
- レントゲンやCTの前には必ず妊娠の可能性を放射線科に伝えます。
この期の月別ガイド
期に移動
教科書的な平均値です。個人差が大きく、医学的助言ではありません。詳しくは産婦人科でご確認ください。