妊娠後期(第3トライメスター)・28〜40週ガイド
妊娠後期
妊娠28〜40週
妊娠後期は28〜40週にあたり、胎児の急速な体重増加と出産準備が活発になる時期です。後期の症状が強くなります。Tdapワクチン、GBS検査、入院バッグの準備が重要なマイルストーンです。
主なマイルストーン
- 28週でレム睡眠が確認され、光に反応するようになります。
- 32週までにほとんどの胎児が頭位(下向き)に整います。
- 34〜35週に肺が成熟し、これ以降の出産は早産に分類されることはまれです。
- 37週から正期産に入り、通常の分娩時期となります。
- 40週末で約51 cm、約3.4 kg — 新生児の平均サイズです。
よくある症状と変化
- 子宮の押し上げにより胸やけ、消化不良、息切れが出ます。
- 足やくるぶしのひどいむくみ、こむら返り。
- ブラクストン・ヒックスの頻度と強さが増します — 本陣痛と区別が必要です。
- 睡眠の質低下、頻尿、手根管症候群の症状(手のしびれ)。
- 骨盤の圧迫感、恥骨結合痛、ネスティング(巣作り)本能。
推奨される健診・検査
- Rh陰性の方は28週に抗D免疫グロブリン(RhoGAM)を投与します。
- 27〜36週にTdap(三種混合)ワクチン接種。
- 28〜36週は2週間ごと、その後は毎週の妊婦健診になります。
- 35〜37週にB群連鎖球菌(GBS)スクリーニング。
- 胎位や羊水量の確認 — 41週以降は誘発分娩を検討することが多いです。
栄養・生活のポイント
- 羊水を支え便秘を予防するため、1日少なくとも8杯の水を飲みます。
- 少量頻回の食事を心がけ、就寝の2〜3時間前までに食事を済ませます。
- 膝の間にクッションを挟んで左側を下にして寝ます。
- 34週以降の会陰マッサージで分娩時の裂傷を減らせる場合があります。
- 入院バッグの準備、チャイルドシートの取り付け、陣痛タイマーアプリの用意を済ませます。
避けるべきこと・注意点
- 陣痛のサイン: 約5分間隔の規則的な陣痛、破水、血性のおしるし — 病院へ行きます。
- 激しい頭痛、視覚の異常、急なむくみは妊娠高血圧腎症の可能性 — すぐに受診します。
- 36週以降の長距離旅行は避けます(航空会社の多くも36週以降は搭乗制限があります)。
- 胎動が明らかに減ったと感じたら — すぐに医療機関に連絡します。
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教科書的な平均値です。個人差が大きく、医学的助言ではありません。詳しくは産婦人科でご確認ください。