妊娠中期(第2トライメスター)・14〜27週ガイド
妊娠中期
妊娠14〜27週
妊娠中期は14〜27週にあたり、「安定期」と呼ばれることが多い時期です。つわりが和らぎ、活力が戻り、初めての胎動を感じます。胎児スクリーニング(精密超音波)と妊娠糖尿病検査が重要なマイルストーンです。
主なマイルストーン
- 15〜16週で聴覚が発達し、外の音に反応するようになります。
- 胎動の初感(クイッケニング)は18〜22週の間、初産ではやや遅めです。
- 18〜22週に精密超音波検査(レベルII)。
- 24週で生育可能(viability)の境界に達します。
- 27週末で約36.6 cm、約875 g。
よくある症状と変化
- つわりが治まり、食欲が戻ります。
- お腹のふくらみが目立ち始め、姿勢や歩き方が変わります。
- 皮膚の変化: 色素沈着、正中線(linea nigra)、乳輪の濃さ。
- 腰痛や骨盤の痛みが出始め、むくみや静脈瘤が現れることもあります。
- ブラクストン・ヒックス収縮(前駆陣痛)が時折みられることがあります。
推奨される健診・検査
- 15〜20週に妊娠中期スクリーニング(クアッド/インテグレーテッド検査)。
- 18〜22週に精密超音波検査(レベルII)。
- 必要に応じて16〜20週に羊水検査。
- 早産リスクの評価のための子宮頸管長スクリーニング。
- 24〜28週に妊娠糖尿病検査(50 gブドウ糖負荷)。
栄養・生活のポイント
- 正常BMIの場合、週におよそ0.4〜0.5 kgの健康的な体重増加が目安です。
- カルシウム、鉄、たんぱく質、DHAの摂取を増やし、貧血に注意します。
- 下大静脈圧迫を避けるため、横向き(できれば左側)で寝るようにします。
- 水泳、マタニティヨガ、軽い筋力トレーニングが適しています。高衝撃の運動や腹筋運動は避けます。
- 妊娠性歯肉炎の予防のため、定期的な歯科検診におすすめの時期です。
避けるべきこと・注意点
- 長時間の立ち仕事や重い物の持ち上げは避けます。
- 妊娠糖尿病のリスクを下げるため、単純糖や精製炭水化物を控えめにします。
- シートベルトは腰骨の下を通し、胸の上を斜めに掛けます — お腹の上には掛けません。
- 通常旅行は可能ですが、長時間のフライト、高地、マラリア流行地域には注意が必要です。
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教科書的な平均値です。個人差が大きく、医学的助言ではありません。詳しくは産婦人科でご確認ください。